
愛ではないところがむき出しなの図なのだ。
というわけで映画の話。
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映画「愛のむきだし」を観ました。
嫁さんにAmazonプライムで「愛のむき出しを観よう」と言ったら
検索して「愛の駄々洩れは扱ってないよ」と言っていた。。。
ということは置いておいて監督は園子温。
なのでドロドロした恋愛映画なのかなあと思っていたけど、蓋を開けてみればだいぶ違う。
クリスチャンである主人公ユウ(西島隆弘)は、幼い頃に亡くなった母の遺言で
「自分だけのマリアを見つけてお嫁さんにする」というのを夢見るピュアな少年だったのだけど
罪を犯し告白して叱られることで、父の愛を感じたいがために高校生の頃には盗撮魔の変態サンに育ってしまう。
という実際に考えたらヘビーなお話を面白おかしく、かつ綿密に描いた青春原罪エロティックアクションコメディグラフティ!
かと思いきや、新興宗教信者のコイケ(安藤サクラ)、男嫌いで破壊願望のあるヨウコ(満島ひかり)が絡む
ラブコメになったり、バトルアクションになったり、新興宗教に家族がラチられたり。
途中何度もこの列車はどこへ暴走しようとしているんだい?!
とちょっと不安になったけど、4時間弱の大作にも関わらず、退屈する間も行きつく間もなくあっという間。
特に西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラの主人公3人の、文字通りむき出しの魅力がすごくて・・・。
半面、勝手に期待していたような大人のエロチシズムだとかドロドロした恋愛を「しっぽり」描いた映画とかではなく。
(よく考えたら2007年の映画なので、みんなまだ制服姿がOKな20歳なんですね・・・)
じゃあ何の映画だったの?と聞かれると一言で説明するには答えに窮するような難しさもあり。
やっぱりタイトルのように、むき出しのナイフみたいな「愛」がテーマということになるんだけど
演出の面白さや役者の体当たりの演技に目が行ってしまって伝わりづらさがあったのかなあとか。
というのも見終わった後は、とにかく思春期の恋する男の子のように
満島ひかりと安藤サクラのことで頭がいっぱいになってしまって
ごはんも三杯しか食べられないよう(><) という状態になってしまいます。
お二人とも天使と悪魔が同居していますね。
女性の可愛らしさとか守ってあげたい弱さ(フェミニンに怒られそう)とかを見せたかと思うと
怖さがにじみ出ていて本当にミステリアスでもっと知りたい、見つめていたいという
恋してるような気持になる。
安藤サクラさんは愛と言うかなんというかむき出しの人間の生が見えるというか性が見えるというか。
生身の人間の綺麗なところも汚いところも浮き彫りになって引き込まれてしまう。
初めて観たのが「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」で、これはヤベェ奴が出て来たなあ
と思った記憶がありますが、どんどんと魅力的になって今や日本を代表する女優さんですね。
満島ひかりさんは今では色っぽい大人の女かと思っていたけど22歳の頃から十分に妖艶でした。
ココロの埋め合わせを探し求め彷徨っている人の寂しさや秘められた強い意志が同居する瞳は
禁断の果実を食べてエデンの園を追われてしまったイブのそれなのではとか。
こんなに細くて儚そうな見た目なのになんて力強いんだと不思議です。
もしかすると、映画をわかりにくくしてしまったのはこの瞳なのかなとおもったり。
原罪。



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