楽園の泉

読書&音楽生活

籠ってばかりだったりなんだったりで気持ちまでもすっかり籠りがちに。

そういうことは関係なくにゃーっと菜々緒的な何かを体現する麦さん。

 

 

今回読んでみたのは「2001年宇宙の旅」でお馴染みアーサー・C・クラーク先生の「楽園の泉」。

 

地上から静止衛星までを行き来することができる軌道エレベーターに人生を捧げた科学者のお話なのですが、そんな歴史の一瞬にスポットライトを向けたものに留まらず。

 

物語の舞台となった島であるタプロバニー(スリランカ)を統治した古代文明の王「カーリダーサ」の伝説に始まり、人類と地球外生命が初めての交流を果たす未来にまで広がって、それらが伏線となりながら話が展開し、クラーク氏の宗教観とか科学的進化への思想までもが詰め込まれた壮大な一大クロニクルになってる造りがとても面白かった。

 

ラストの「人々はなぜ、あれをカーリダーサの塔と呼ぶのですか?」という件は、カーリダーサ王の凱旋を暗示するようでもあり、維新の栄誉に拘った主人公の技術者モーガンの心の昇華を表しているのだろうかとも思ってしまい、一筋縄ではいかない深い作品だなあと。

 

と、色々と感想やらを書いていたのだけど、うっかり消えてしまったのでこれにておしまい。

 

とてもおすすめですよ。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました