蜜蜂と遠雷

読書&音楽生活

貧乏暇なしとか言いますが年明け早々なにやらあわただしく。

まだバイクにも乗れてません><

 

 

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昨年の読書感想文の書き残しで恩田陸センセイの「蜜蜂と遠雷」。

 

こちらはここ最近読んだ中でも特に面白い作品で、クラッシックピアノコンクールを舞台に天才達がしのぎを削る一大ファンタスティックロマンチックピアノバトルアクションバトルロワイヤルスペースオペラ大作となっております。

 

嘘でも大げさでもありません。

 

クラッシック音楽って、大昔の音楽を演者が単に楽譜通りに弾いているようでありながら、実は違うんです。

演奏される時代ごとに人々は変化し、演奏には演奏者の人生や想いが乗るし、聴衆は自分のそれを重ねて聞くから、常に最高を追い求めてリメイクされていく「生」の音楽なんですよね。

 

読み始める前は「音楽を文字だけで表現ってどうなの?」と疑問だったけど、そんなの全く杞憂でした。

文字だけで音が聞こえないからこそ、文章から妄想して、理想の音楽が脳内再生されていき。

読み進めるたびに音楽が泉のようにあふれ出すようで、自分の中にこんな音楽が眠ってたんだという、なんとも驚きと不思議でいっぱいの体験で、まためいいっぱいピアノを弾きたいぞ、って衝動でいっぱいになった。

 

というわけで、ウルトラスーパーハイパーワンダーミラクルコンクールバトル大作(ちょっと変わった)なんだなと。

 

いっぽう、物語はちょっと王道過ぎてひねりもないし、陳腐に感じる人もいるかもしれないかもしれないですね。

でも、音楽だけでコッテリお腹一杯なので、ストーリーはライトなぐらいがバランスが取れていると思ったけど、どうでしょう?

 

あと本作は8年にもわたる長期間、取材と連載を重ねて来たそうで、恩田先生の胆力には脱帽しました。

まさに走りぬいたなあ、すごいなあと。

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