パーマネント野ばら

読書&音楽生活

前に観た映画とか読んだ本とか意外と忘れてることも多く、当時のレビューを読み返してみると面白かったりするので、また書くようにしてみようかと。

 

そんなわけで「パーマネント野ばら」。

 

西原理恵子の漫画が原作、菅野美穂主演、吉田大八監督の2010年の作品です。

吉田大八といえばマイフェイバリット映画の「腑抜けども悲しみの愛を見せろ」とか「桐島、部活やめるってよ」を撮っていて、私的にはすごく撮れ高のいい監督さん。

面白いという評判なので、期待してレンタルして観てみて10秒で気がついた。

 

これ、映画館で観たことあったわ・・・。

なんか、もたいまさこ主演の「バーバー吉野」と間違えて借りてしまったようで・・・。

 

でも、過去のブログを調べてみたら、何故か感想書いてないんですね。

今回、リバイバルしてみてすごく面白かったのだけど、いまいち内容を覚えていないところもあったので、当時としてはそこまでは響かなかったのかもしれない。

 

同じ映画、同じ自分だけど、映画との出会いは一期一会なのはなんだか興味深いもんです。

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

さて、本題の映画の内容。ネタバレありです。

 

あらすじは。

 

四国の田舎のちいさなちいさな港町の美容院「パーマネント野ばら」。

そこに娘を連れて出戻ったなおこ(菅野美穂)とその周りで繰り広げられる、女達のあっけらかんな恋愛事情、というお話なんですが、なおこはシングルマザーだし、彼女たちの親も離婚再婚繰り返してたり、幼なじみのみっちゃん(小池栄子)とともちゃん(池脇千鶴)も、付き合ってきた男がことごとく筋金入りのだめんずばかりで・・・。

西原センセらしく面白おかしく描いてるけど、彼女たちの置かれてる状況は文字通り掃き溜めみたいなところで、現実だとしたらほんとうに救いがない。

 

なおこは高校時代の担任教師であるカシマと人知れず恋を育むが、時折見せる彼の理解不能な行動に苛立ち、寂しさに泣き崩れる・・・

のだが、やがて、ある事実が明らかにされる。

 

実はカシマは彼女の寂しさが生み出した妄想であり、カシマは既に亡くなっていたのだった!

 

娘のももが、なおこを迎えに来るラストシーンでは、なおこの顔が恋する女の顔から母の顔に変わり、現実がたとえ掃き溜めみたいでも、守るべきこの子のために強く生きていくぞって意志が描かれる。(んだと思う)

 

というおはなし。

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

今回の感想、というか観て考えた事というのは、(映画のテーマとは違うのかもしれないけど)夫婦とか家族ってなんだろうなあ、ってことだった。

 

一緒に映画を観た嫁さんが、私が「仕方なく夫婦やってるのかなあと思った」と言ったのだけど、それはけっこう核心を突いているのではないかしら。

実際、若い頃の恋みたいに、よくわかんないけど恋い焦がれた大好きでたまらない人を独り占めして一緒に暮らす喜びみたいなものは皆無で、後悔することなんて山ほどあるし、でももう結婚しちゃったのでけじめというか責任というか、ある意味仕方なく続けているようだけども、そこに何か暖かいものが存在するのも事実。

映画の中で登場した台詞に「夫婦は同じ鞘に収まってないとダメで別れちゃう」というのがあって、そう考えてみると、自分は、不満はたくさんあって毛も抜けそうだけど、それなりに収まるべき鞘に収まっているのではないかとも。

 

鞘とはよく言うけど、鞘ってなんだろうと考えてみると、まず第一に、心身ともに安らげる場所なのかなあと。

で、夫婦二人の頃は鞘=家庭が安らげる場所だったのが、子供が生まれると今度は安らぎの場所ではなくて、守るべきものになっていく。

でも、安らぎの基本形態である夫婦関係が崩れて、でも守らなきゃいけない責任だけが残っちゃったら本当に大変だろうなとか、奥さんの実家はシングルマザーだけど、お義母さん苦労しただろうなあとか、だんだん映画からはそれていくのだけど。

 

などと考えてみたところで、なんだかんだで肩の力を抜いて好きに生きている、なおこのお母さんの再婚相手だったニューお父ちゃんのような、責任だの体裁だのにこだわらない、素直な生き方が幸せなのかなあとか、とかそういうことはさておき。

 

あと、今よりもちょっと若くて独身だったころの菅野美穂が超絶かわいい。

小池栄子がいい味だしてていいですよ。

万人受けかどうかはわからないけど、初めてコレを観たころの私のようなすごく寂しい人、もしくは、今の私のような夫婦とかの在り方がよくわかんなくなってる人とかには響く、おすすめの映画だったと思います。

 

コメント

  1. まほん より:

    見て10秒で気付けるたまごさん素敵!!
    自分はアマゾンビデオで映画を見ていて、
    ずーっと少しの既視感と違和感に襲われ、
    ラスト5分で「これ見たわ!」となりました。
    2度目も楽しめたと捉えるべきか…
    そして春ですね。
    GPも始まりましたねw

  2. たまご より:

    >まほんさん
    どもども。
    中には、デジャブ感あふれてるのに、結局最後までどういう話だったか思い出せないやつもあったりします・・・。
    Moto GPはどうなるのか、特に暗黒フラグ立ちまくりのロレンソさんの行く末が気になります。

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