少女

はっと息も凍るほど寒くなって参りましたが、みなさんいかがお過ごしでしょう。

こちらは年末なんだから忙しいのが当たり前なのかなんだかわかんないけどなんだか年末忙しい。
そんな中、休日はちょこちょこ写真を撮りに出かけたりもしてみたものの、成果無く。
散らかった部屋を数年ぶりに大掃除してみれば、埃が舞って咳とか鼻水とか涙が出てみたり、寂しさが身に染みてみたり、そんな具合で、思い悩む日々を過ごしているたまごです。

という些事を語られてもぶっちゃけどうでもいいと思うのでおいといて。
湊かなえ先生の「少女」を読みました。



私にとっては「告白」「往復書簡」「夜行観覧車」と続いて4作目。
これまでも期待を裏切らず、ある意味裏切り続けて来た湊先生。

今回の主人公は、二人の女子高校生。
中二病にありがちな(といっても高校2年だけど)、死というものについて考え憧れてみたり、友達のことを考えたり。
なんだか湿っぽいテーマだし、殺伐として特にトピックのない地味なお話でした。まる。

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って、そんなもんかと思わせておいて、やっぱり甘かった。
ほんとうに油断ならないです。

湊先生らしく斧のように無遠慮な彼女達の本音の語り口は、だーん、と脳天に響く破壊力がありながら、ストレートで小気味よく。
結局、またまた何でそうなっちゃうかなあという、びっくりなエンディングをしれっと迎え、またエンディングを迎え、またまたエンディングを迎え・・・。
湊先生の悪戯に気持ちよく騙されたなあっていう感がありました。

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通して思ったことがありまして。
時代とか性別とか色んな姿かたちは違っても、ヒトの本質的な部分って一緒なのかなあと。

色々ごちゃごちゃ言っても、やっぱり人間ってのは自分本位で。
自分は特別な何かだと思っているから、誰かにわかってもらいたいんだけど、わかった風なこと言ってんじゃねえよとか思っちゃうし、逆に他人の事なんてわかるわけないし、そもそも多くの場合、わかる努力もしてない。

というか、その努力の余地にすら気が付いていない。
ぶっちゃけ本音を言えば赤の他人のことはどうでもよくて、でも、身近な人のことは、100%わかるわけがなくても、物語を読み取ってあげようよと。

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まあ、ジョシコーセーなんて奇怪な生き物とは長い間ふれあっていないので、リアルなのかなんなのかは皆目見当は付かないし、そんなこと作品では言ってないかもしれないし、私がそんな人間なだけで、世の中の人はもっと温かなのかもしれないですけど。

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