すべからくの一丁目一番地

つらつらつるり

誤用が多い言葉で有名なやつに「煮詰まる」ってのがございますが。

 

 

 

 

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本来は「議論しつくしていい感じにまとまってきた」みたいな意味だけど、

まったく逆の「延々と議論し続けて結論出なくて行き詰まった」という意味にも使われていますね。

なので「会議が煮詰まる」って言われてもどっちの意味かわからない。

もはや誤用されていることの方が多いという豆知識も含めて有名、誤用界の巨匠です。

 

(あ、写真と話は全く関係ありません)

 

 

 

さてさて、今、私が声、最近ものすごく気になっているのが「すべからく」です。



皆さん、正しく使えてますか? すべからく。

 

こちらにはこんな説明。

 

日本国語大辞典 第2版」(平成12~14年・小学館)

すべからく【須―・応―】 [副](サ変動詞「す」に推量の助動詞「べし」の補助活用「べかり」のついた「すべかり」のク語法。多く下に推量の助動詞「べし」を伴って用いる」)当然なすべきこととして。本来ならば。

 

 

うん、意味が全然わかりませんね。

 

使えているというか、そもそも全然使わない説もあるけど・・・

「べし」とかもっと言わないし。



要するに本来は「ぜひ〇〇したほうがいいよ」という意味なんだけど、個人の感想では、煮詰まるよりは有名じゃないものの、その誤用率はかなり高いというか、正しく使っている人はほぼ皆無。

 

皆さんすべからく「全部」という意味で使っていると思います。(←誤用の例)

 

 

誤用の例は「はじめの一歩」の鴨川会長のセリフが有名ですね。

 

努力したものがすべて報われるとは限らん

しかし!

成功したものは皆すべからく努力しておる!!

 

 

 

そんな「すべからく」だけど何故か最近、お客さんの間で人気なんですよ。

もちろん間違った方の用法で。

 

「連絡は部署の誰にしたほうがいいですか?」

「すべからくです」

 

みたいな・・・。

 

昔から、お客さんの一人のMさんがよく使っており気になってたのだけど、どういうわけか、そのMさんと同じ部署の他の人がやたらと使い始めたものだから、そのたびに突っ込みたくてうずうずしてしまい、もう連日「すべからく警察」出動待ったなし。

 

そのたびに「使い方間違ってますよ!」って耳打ちしてあげたいんですが、ぐっと我慢して心の中に何とか留めております。

 

 

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Mさん語録には他にも色々と気になるところがあって。

昭和のおじさんしか使わなくて若い人には意味が通じないことで有名な「一丁目一番地」なんか、もう最右翼。

 

「最優先で取り組む課題」みたいな意味ですが、事あるごとに

 

「〇〇なんて、もうこの議題の一丁目一番地だと思うんですよ!(キリッ」

 

と言うんだけど、たいていの場合、ピントがずれているので

 

「使い方はあってますけど、そこは全然大事なところじゃないですよ!」

 

とツッコミたいのを我慢して、ウンウンと頷きつつしれっと軌道修正を強いられております。

 

他にも「卵が先か鶏が先か」も大好きな模様なんだけど、まあこれも大抵の場合、卵が先なんだなあ・・・。

な~んかカッコつけて名言みたいに言ってるけど、会議は全然煮詰まってないし、議題の一丁目一番地は、鶏の方じゃなくて、間違いなく卵の方ですよ、と。

 

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