四国ええんじょ~4日目(2013/5/4)

四国ツーリング3日目に続き4日目です。

3日目で目的は果たしたので、もう十分って感じなのですが、せっかく来たのだから四万十川を見たいなあと思いまして。
真っ直ぐ松山へ向かわずにだいぶ寄り道してしまおうという、欲張り根性を発揮。

正直、書いていてお腹一杯な気もするものの、始めたからには完結せねばならない。
フランスで言うところの「詮を抜いたワインは飲み干さねばならぬ」です!

といっても、特に話題もないのでさらっと流すつもりが、信じられないほど長くなってしまった・・・。
空回り気味なので摘み読み推奨です。

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キャンプ場の朝は早い。
4日目は5時に起床すると、既にもぞもぞとテントを畳み始めている人達もちらほら。

湿ったテントの収納に手間取り、小一時間かかって支度を済ませたら、昨晩の残りの饅頭を胃に押し込みつつ、R600乗りの旅人と7時前までお茶など。
コミュ障な自分なのだけど、旅の恥は掻き捨てというからか、わずかな冒険心が強気にさせてるのかわかんないけど、意外と普通のライダーを演じてしまうから不思議です。

まだ休んでいる人に気遣い、バイクを押しながらサイトを後にしたら出発~!
の前に、チェーンルブをば。

自宅を出発して丁度1000km。
さすがにこれ以上の無給油使用はチェーンの寿命に著しくよろしくない。
普段はオイルクリクリメンテなので、ルブを容赦なくぶっかけるのは胸が痛むのですが、長旅は仕方がないですね。
携帯用にはHONDA純正のが小さくて好きです。

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梼原には坂本竜馬が脱藩するときに通ったという「脱藩の道」というのがありまして。
昨晩泊まったキャンプ場と道路を挟んで反対側の山の細道を崖伝いにクネクネと。

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後ずさりするのもおっかないような斜面を登りきるとそこは棚田の農村。
神座居の千枚田ということで梼原の名所にもなっているそうですが、「千枚」というほどの規模ではないかな・・・。
それでも心落ち着く美しきかな日本の風景。

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ちなみにこの棚田は2003年版のツーリングマップルの写真にも使われてますよ。

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田植え機がちいさくてかわいいのに頼もしくてカッコイイ。

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棚田のあとはふたたび「よさく」です。

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R439の梼原付近から土佐大正までの区間は、点在する小さな集落から集落へ北川に沿って平坦な薄暗いブラインドコーナーが延々と続きます。
時折、ダムが顔を見せる以外はあまり変化がありません。

交通量は少ないのでマイペースで走れるですが、連日の細かいスロットルワークのし過ぎで、もう手が限界。
アクセルワイヤーの僅かな垂みとか重みまでもが気に障るぐらい、かなり神経質になっていたので、ちとしんどかった。

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終わること無い酷道との戦いに辟易し、集落っぽいでちょっと休憩していたら、向こう岸の山中に美しい橋が出現。
たまらず寄り道してみたのは、下津井のめがね橋。
かつての森林鉄道の跡だそうで、タウシュベツ橋は見られなかったけど、こちらもなかなか魅力的だなあ。

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めがね橋からの風景もエメラルド成分が多くてステキです。

ここで写真を撮っていたら、農家のおばあちゃんが話しかけて来ました。
けっこうな急斜面なのですが、ネコ車で肥料?か何かをどっさり運んでいてとても元気。

「相模原」なんて答えても通じないだろうなあと思っていたら、「昔、相模原に住んでいて弟はまだ淵野辺にいる」なんていうピンポイントな地名が出てきてちょっとびっくり・・・。

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土佐大正でR439から離脱して、四万十川沿いの快適ロードR381へ。
交通量も多くて、普通の田舎道って感じにはなりますが、雄大な四万十にかかるダイナミックな鉄橋や、沈下橋の姿には思わず感嘆せざるを得ません。

中でも、これはおおおっ!
と、たまらずUターンして立ち寄ったのは JR予土線(しまんとグリーンライン) の第一三島橋。
なんといっても世代を超えた新旧2本の橋のコラボレーションが楽しめてしまうのがイイネ。

第一三島橋

第一三島橋

たもとまで降りてハァハァしていると、プァーン、ガタンゴトン・・・

なんと、1時間に1本も来ないであろう予土線の列車を拝むことが出来ようとは運が良い!
予土線は赤字ローカル路線として整理されそうになるものの住民の貴重な足として延命され、近年ではトロッコ列車やSL等を走らせるローカル線として人気を集めているのだ。

かわいらしい列車の姿を写真に納めようと、湧き上がる興奮に胸を高鳴らせカメラを構えたその時・・・

「にいちゃん、これなんしーしー?」

「え? あ、ハイ、ななひゃくごじゅうです・・・」
(ちょっ、ジジイ! 空気読めよテメー!)

「おー、ナナハンか。フォーストローク? おれも昔ナナハン乗っててさあ。
CB750のケッチ(KH)って、もうほとんど走ってないだろうけど、わかる?」

「うわぁ、すごいですね、今だともうプレミアですよねえ。」 
(あぁー、よどせんいっちゃう・・・(´・ω・`) )

解説しよう。

たまごはコミュ障なのだけど、旅の恥は掻き捨てというからか、わずかな冒険心が強気にさせてるのかわかんないけど、意外とおおらかで普通のイケメンライダー君(当社比)を演じてしまうから不思議です。

だから、この全く空気を読まない元ライダーナンシーに対し心の中で罵声を浴びせかけていたとしても決して声に出したりはしません。
あくまで紳士的に、にこやかに応じます。

でも、おじさんとの会話(といってもおじさんが一方的に話していたのだけど)は、なかなか面白いものでした。

「いやあ、バイクいいよねえ、おじさん羨ましいよ。何年か前に女房と別れてねえ。思うことあってお遍路さんやってるんだよ。慰謝料がなければバイク乗ってたのになあ。え? 相模原? 俺も元々相模原でさあ・・・」

なんだか、四国にはもと相模原民が多くいるんかねえ?

ところで、沈下橋を渡るバイクを撮りたくて張り付いていたのだけど、なかなかバイクが現れず。
諦めて国道に戻って広角で撮った一枚に写りこんでました。
ほぼ等倍に切り出してみたら、私がさっきまで待機していた位置にカメラを構えている人がいる。
悔しい・・・。

第一三島橋

その後もR381を流していくと、四万十川にかかる鯉のぼり。

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そろそろ、どこかでお昼を取ろうと思っていたのだけど、ここまで走ろうと思っていた地名が全然出てこない。
異変を感じつつも、流れが良くて停まるのが面倒くさいので、そのまま走っていて、予感が確信に変わったのは、とある道の駅を見た時。

なんだか、既視感があるなあ、確か6年前もここを通って佐多岬に行ったよなあ・・・。
人間の記憶力とはなかなか大したもんで、ようやく現在地を確認すると記憶のとおりで、R381を四万十川に沿って中村方面に走っているつもりが、いつのまにかR441とR381の重複区間で宇和島方面に来てました。

しまったなあ、ひとまず休憩しよう。
と、立ち寄ったのは「たいこまん」の看板が目に付いた怪しいお店。
黄色い彼はソフトクリームであって、決して NOMORE 映画泥棒ではないし、「たい」は鯛焼きではないのです。

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「たいこまん」とは、いかなる食べ物だろうか?
なんとなく想像はついたのだけど、出てきたのは、想像したとおりのものでして。

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ここまで来たら当然中身はあんこなのだろう。
と、若干拍子抜けしながらも、一口かじってみるとなんと!

普通にあんこでした!

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要するに、単なる大判焼き(御座候という地方もあるね)だったのだけど、とはいえ、なかなかあなどれない。
次々と地元民の車がピットインしてきて、たいこまんを買って帰っていく。

なかなかの繁盛店のようです。しかも手作り感満載。

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休憩しているとお店のご主人が話しかけてきました。
例によって、どこから来たの? という質問に始まり、びっくりしたのは、ご主人も30年ほど前に相模原で働いていたとのこと。
さっきのおばあさんといいナンシーといい、相模原の民は四国に移り住む習性があるのだろうか?

ご主人は工事のトレーラーを転がしていたらしく、相模原の地理に詳しくて驚きました。
(それにしても30年経っても相模原変わってないんだね・・・)

四万十川を南下するのは諦めて、大人しく松山に向かうことにします。
の前に、道の駅「森の三角ぼうし」で腹ごしらえ。
なんだか道の駅ばかりですが、いまのところ四国の道の駅ハズレなしです。
宇和島名物じゃこ天がとてもおいしい。

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宇和島を通り過ぎ海沿いのR378。
四国のバス停シリーズ、あいかわらず、これでバス停として成立するのか謎です。

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四国のあちこちで売られていたのはコレで喉を潤し。

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道の駅「ふたみ」で夕焼けソフト。

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ここらは夕日で有名だそうですが、日の入りまではまだ2時間ぐらいあるので、逆光アンダーでちょろまかしてみました・・・。

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今夜の宿は、「ホテルエコ道後」さん。

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ユースホステル風の大部屋の2段ベッドの相部屋の安宿です。
受付のお姉さんが上野樹里ちゃんみたいで、かわいいとかそういう情報はおいといて、建物はたいがいのユースよりは綺麗だと思います。

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荷物はロッカーに入れる方式で、コンセントもロッカーの中に1個。
こういうこともあるので、ツーリングには電源タップを持っていくと重宝しますよ。
それと耳栓も・・・。

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来たからには、道後温泉に入らねば!
と思ったら道後温泉本館は、大盛況・・・。

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なんてもんじゃなくて、もう、建物の裏まで行列してしまっている。
係りの人が「並んでいただいても、おそらく札止めまでには入れません」とか言ってる始末。
朝も6時から営業だけど、5時から順番待ちしている強者がいるらしい。
6年前は並ぶなんてことは全くなかったのに、一体コレはどういうことか?

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聞いた話では、この由緒ある建物を改修する計画があり、着手後はしばらく入れないらしい、というのをTVでやったとたんにこの状態になったそうな。
お風呂に入るのに、ディズニー状態とか、日本人バカあるヨ・・・。

道後温泉の飲食店は早くに閉まってしまい、前回痛い目を見たので、温泉は諦めて道後ビール屋さんで晩酌。

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ご当地ビールは3種類飲んでみたのだけど、残念ながらどれも好みとはちょっと違っていた・・・。
でも、じゃこ天、手羽餃子などの料理はおいしくて、特に鯛飯。
ここの鯛飯は、生の鯛の切り身と生卵を混ぜて食べるものでめちゃうまかった。

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宿に戻ってシャワー浴びたら、気になる「パレード」の自販機でミルクセーキ。
冷たいと思っていたらホットだったのでびっくりしました。
マックスコーヒー好きにはかなり癖になる味ですね。

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くどいですが5日目に続きます。

本日の走行距離 246km

07:00 出発
↓ 竜馬脱藩の道
07:40 千枚田
↓ R439
09:45 下津井めがね橋
↓ R439
11:15 第一三島橋
↓ R381
12:45 やまもと商店
↓ R441
13:20 道の駅 森の三角ぼうし
↓ R441
17:00 道の駅 ふたみ
↓ R441、R320、R56
宇和島
↓ R56、k25、R378
伊予
↓ R56など
18:30 ホテル エコ 道後

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コメント

  1. まほん より:

    お饅頭とか大判焼きとかお菓子ばっかりの食事で
    かーちゃんはあんたの体調を気にしちゃったよ…
    というのは置いといて、鯛めし旨そうですね!
    道後温泉も相変わらずかっくいいです!
    九州食い倒れツアーぜひやりましょうねw

  2. tkj より:

    全行程は無理でも、道後温泉には行ってみたいな。
    いまは、すごい行列なんですね!
    ミッキーやらドッキーやら、居そうな気分。。

  3. まさくん より:

    こ・・・この鉄橋はっ!
    今年の夏休みに行こうとしてる場所です!!
    大判焼き・・・私の地元では二重焼き・・・
    言っても誰も信じてくれないです(+_+)

  4. かじか より:

    生麦生米生卵!!!
    えっと、眼鏡橋ステキですね。
    絶妙な歪みと手作り感ある橋って緑に溶け込んで落ち着きますね。
    ツーリングまっぷるの表紙はたまごさんのでいいじゃーん。

  5. trash より:

    ナンシー補足率高いね~(^_^;)
    それもナンシーの王道を行く種と遭遇するなんて尊敬しちゃう。
    僕はこの前の能登半島で久々に。
    朝、民宿の駐車場で遭遇。
    そのおじさんのお母さんは僕と同じ京都市生まれで、お父さんは家から数分の距離の大津出身。
    道もよく知ってて驚き!
    ナンシーには不思議な嗅覚があるのかも!?
    ”ナンシーを探せ”に報告するべきでしょうか(^_^;)

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