とんかつ

三浦哲夫。

この短い作品を何度読み返したことか。
高校一年生の国語の教科書に掲載されていて
色々と理由もあるがそれは割愛するけが、この作品が大好きで
私の青春時代(なんてものがあったのか?はおいといて)を
ある種、形作る事になった想い出の作品だった。

ちょっと、不恰好で泥臭くて、でも優しくて、暖かくて、誠実で
研ぎ澄まされた知的な繊細さを感じさせて。
お話もそうだが、文体からもそんな、人柄が伝わってくる。

代表作である「忍ぶ川」。
これも、なんだか私のココロの奥のほうに
はっきりとではないが、じっとりと、ちょっと湿った感じで
それでも確かに流れているものだと思っている。

その三浦哲夫先生が昨夜、亡くなった。
長い間、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。

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