最初に言おう、私のことじゃありません!
そういうタイトルの本の話。
七尾与史のデビュー作となる本作品は、
一応、第8回「このミステリーがすごい」大賞、
通称「このミス」にも選ばれてるのですが・・・
「凶器は・・・バナナの皮!? 殺人事件」
表紙にそんな風に書いてある通り
かなりユルーいB級なノリの作品。
そもそも古今東西時代ジャンルを問わず
○○大賞なんてのがそもそも胡散臭いものだけど
まあ、表紙もそんな感じッス!
◆◆◆◆◇
そんなわけで、騙されたつもりで読んでみたんですけど
なるほど、騙されました、ハイ。
なんだ、ケータイ小説の如くナメ切ってるのかと思ったら、
なかなか面白いではないか。
そして、ある程度は本当の意味で騙されましたが・・・。
バナナの皮で殺人事件というぐらいだから
頭のテッペンから足の付け根まで徹底して
オイオイそりゃないだろうっていうお話なんだけど
ウンザリすることも無く、最後のほうは適度にスリリング。
ミステリー読んでます!
っていうよりは、ドラマの「トリック」みてます!
という気持ちなら損はないかしら?
ただ、ヤクザのおっちゃんの事務所では
文字なのに伊藤美咲バリの棒読みが聞こえてくるほど
台詞があまりにも迫力無くてものすごく興ざめでした・・・。
(もちろん本物のヤクザがどうやって話すのかは知らないけどさ)
でも、やっぱりミステリーは、くどいぐらいの緻密さとはちきれそうな緊張感、
それと、2Bぐらいの鉛筆でグリグリ書いたような極太筆跡が欲しいなあ・・・。
B級ノリながらも、おおっ! と感心させられるところが欲しかった。
伊坂幸太郎ですら、嫌いじゃないけどちょっと軽すぎるかな
なんて思ってしまうタチなので・・・。
それでは皆さん。
最後は私からちょっとしたアドバイスで締めくくりましょう。
「とりあえず、足元には注意な」

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