魔術はささやく

「東京は、今日も雪ですね。」

20080207.jpg

宮部みゆき先生の初期の代表作「魔術はささやく

魅力的なタイトルが気になりつつも読んでなかったけど
貪るように、行き帰りの電車で一気に読んじゃった。
もう、サイコーです。

ある人はマンションの屋上から。
ある人は地下鉄のホームから。
ある人は夜の交差点でタクシーに。
突如、何かに怯えるようにして飛び込んだ。

次は、私の番だ・・・。

そう。
何も関連のないように思われた、3人の女性の自殺事件は
実は巧妙に仕組まれたものだった。

とな。


本作は、宮部みゆき先生の二作目の作品だそうで
「魔術はささやく」
って、結局、これじゃトリックというかほとんど魔術じゃん!

という、やや詰の甘いオチもあったりなかったり、
少し時代も古いので、タネに新鮮味がない面もあったけど
これらをさっぴいて見ても、サイコーでした。

毎度の宮部ワールドおなじみの
登場人物の心理描写とか生いたちとか暗黒面に
抉るように迫る語り口はさすがすなあ。
相変わらず、ドロドロでエグいです。

かといって「火車」の様に、
二度と読みたくなくなるようなまでのキツさはなくて
読後感はすこぶる良く。

もう、思わず先生に嫉妬しちゃいそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました