西加奈子著の「さくら」を読みました。
読もうと思って探していたのだけど、なかなか見つからなかったら
最近、新装版になって登場したようです。
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ある年の暮れの事。
東京の大学に通う僕の元に、家出した父から手紙が届く。
「年末、家に帰ります。おとうさん。」
スーパーのチラシの裏にそう一言書かれた手紙を握り締め
僕は母と妹と愛犬の「さくら」が待つ実家に帰るのです。
どことなく、盆槍と何も無い宙を見るように
生きるチカラをなくしてしまいバラバラになってしまった家族。
だけど最初からこんな風だったわけではなく、
ちょっと前まで日本一幸せで笑いが耐えない家族だと思ってた。
兄ちゃん。
そう、僕達のヒーローだった兄ちゃんは、24歳と4ヶ月で死んだんだ。
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というところから始まるお話です。
そんな具合で冒頭は息が詰まるようなムードが流れているものの
そこから終盤までは、ひたすら幼少から最近まで主人公の回想。
というか日記。
個性的で面白ハイテンション一家が織り成すエピソードは、
飲んで話すものとしては面白いと思うけど、
小説としては読んでいて 「それで?」と思ってしまう事もあり、
そこで描かれている学校の人間関係も全く共感できず、
正直よくわかんなかったし、少々、拍子抜けした感もあり・・・。
あとは、文体がつたないなあとか、
鼻につくような感じがしたりするのは仕様かなあ。
けど最後の最後に訪れる大事件と、
僕達一家に老犬になったさくらが起こす奇跡は
なかなかほろりとこさせる展開でよかったです。
また、私自身、中学生の頃に犬を飼い始めて、
共に育ってきた愛犬に対する唯一無二な気持ちとか
多感なお年頃で情緒不安定な時もそばに居てくれたとことか
親近感があったところもマルですね。

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