LOVE/アルジャーノンに花束を

秋も深まってそろそろソロソロと
紅葉を見に行こうようの旅の季節が到来ですね。

ちょっと那須のほうへ行ってみたいなあとか
春に走れなかった奥只見も行ってみたいなあとか。
でも松輪鯖とか秋刀魚も食べたいなとか、
夢いっぱいおなか一杯です。

さてと、今宵は敬愛する古川日出男先生の
記念すべき2006年の三島由紀夫賞作「LOVE」と
ダニエル・キイス先生の代表作であり
1959年のヒューゴー賞受賞作である「アルジャーノンに花束を」を。

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を」を。

発表時期こそ半世紀もの違いがあるものの
いずれの作品も語られているのは愛のお話。
(私が「愛」とか言っちゃうと、ちゃんちゃら笑っちゃうんだぜ)

LOVEを読んだのはだいぶ前なのだが・・・
うむ、書くのがだいぶ遅くなってしまった。
この作品を消化するのに時間がかかってしまったのです。

「俺はきみのことを知っている。きみの名前はカナシーという。」

と、いつもながら強烈な書き出しで始まり、
ぐいぐいとその不思議でありながらもある意味「リアル」な世界
(目に見えている事実だけが真実じゃないのだぜ)
に引き込まれるのだが、正直ちょっと難しかった・・・。

古川日出男を読むと音が見える。
鮮やかで軽快なビートが聞こえてくる。
衝撃的、不世出唯一無二の作品なのは間違いないし
なんだかんだでイッキ読みしてしまったわけだけど。

いかんせん、難しかった。僕には、私には・・・。
今の自分には素質がないのかもしれない。
余裕が無い。

ただ、東京群像劇は見事。
日頃、ツマンナイと思っている日常は、つまらなくないのだ。
パレットに彩りが足りないと思ったら、足せばいい。
自分で足してもいいし、誰かに足してもらってもOK。

アルジャーノンに花束を。
こちらの方が、今、自分が欲しいお薬だったかも。

知恵遅れの大人のチャーリイと、ねずみのアルジャーノン。
二人は手術によって超天才へと生まれ変わるのです。

著者曰く、人が目をくらますのは、二通りあって
暗いトンネルから明るいところに出た時と、逆に暗いトンネルへ入った時だと。

見えなかったものが見えるようになると同時に、
見たくないものが、見たくなかったものが見えるようになった時、
人として大切な物を失い、そして失われた物の重さに気が付くのです。
これは彼が、神に禁じられた知恵の実を口にしてしまった代償なのか。

物語に込められたメッセージ性もさることながら
うまいなあと心底感心させられてしまった。
これは奇跡の一冊だと思う。

コメント

  1. yuuki より:

    こんばんは☆
    たまごさんも忙しいだろうに、
    よく本を読んでるよね~☆
    最近、活字読まないから、
    どんどんアホになってます(苦笑)。
    アルジャーノンに花束を、は
    ラストが印象深いよね。
    ああいう表現ってすごいなあ、
    と読んだ時に思ったのでした

  2. たまご より:

    >yuukiさん
    いやぁ、貧乏暇なしとかいいますが、残念ながら暇なんすよ、仕事(苦笑)
    本は持ってないと電車で退屈しちゃいます^^;
    朝は新聞、ニッケイヨクヨムですよ。
    yuukiさんも東京通いになって電車退屈でないですか?

  3. yuuki より:

    家に帰ると昔以上に緊張と気疲れでクタクタなので、電車では友人、知人との連絡時間にあててます☆それでも疲れてる時は立ったまま寝ちゃうけど…

  4. たまご より:

    >yuukiさん
    私も電車で座れると座って眠っちゃいます。
    が、通勤時間が長いので、途中からはブログとか掲示板巡回した後に読み物ですね。
    あと、音楽聴くのも電車です。
    立ったまま寝ると、前の人に膝カックンしてしまいます(^-^;

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