SAG出し一人で出来るもんっ

今日は書くネタがいっぱいあったのだけど、
前から温めておいたやつから順に。

って事で、バイクのサスペンションのSAG(サグ)のセッティング方法について。
SAGとは英語で「沈み込み」といったニュアンスの言葉です。

といっても、私は峠、たまにミニサ程度の雑魚なので
サスセッティングなんて語るだけのライテクもノウハウは
全くといっていいほど持ち合わせていないので語れません。

今日は、その測定方法についてちょいと思いついたアイデアの話・・・。
サグとは何? セッティングってどうやるの?
については、別のサイトとか本を見てください。

通常、リアのサグの計測には人手が必要なのですが
専属スタッフなんて夢のまた夢の全国191,447名(推定)の
お父さんの為の、1人でもセッティングが出来る夢の秘密兵器が登場なのです。

じゃじゃーん!


用意するものは、定規、タイラップ、ガムテープ、水性サインペン、ジャッキ。
それと、筆記用具、これ重要。

当たり前ですが、必ず、水平な場所で測りましょう。
水平器かなんかがあるといいかも。

20100615_00.jpg

フロントは、難しい事は何もないですね。
一般的に行われているようにタイラップや専用のストロークセンサーを装着するか
グリスを塗るなどして走った後に残ストロークを測ればいいのです。
女性の髪留め用のゴムがフリクションが少なくていいという説も読んだ事があります。

乗車して両足を浮かせた状態を取った後に、
ストロークセンサーの位置を見れば沈み込み量が一目瞭然です。

写真ではタイラップを巻いてますが、
付け方とか運が悪いとインナーチューブに傷が付きますので
避けたほうがいいかもしれないです(っていうか実は実話・・・)。
あと、何を使っても付けっぱなしは砂をかんで傷の原因になりますので注意。

20100615_01.jpg

さてさて、今回の目玉はリア側です!

バイクが移動するとマズイので、
あらかじめブレーキレバーが握りっぱなしになるように
ゴムとかタイラップで固定しておきます。

で、下の写真のように定規の延長線上にアクスルシャフトが来るようにして
ナンバープレートのステーに定規をガムテープで固定します。
(ホイールの移動量が測定できる位置関係にする)
そしてサインペンの先が定規にあたるように固定します。

20100615_02.jpg

下の写真は、上の写真とはペンの位置が変更されてますが、どうでしょう?
リアサスをストロークさせると、このように、ペンでマーキングされるので
ストローク量が一目瞭然ですね。

でも何度かストロークさせるのが本来のやり方っぽいので、
動画とかセルフタイマーで写真とるとかするのがベターだと思います。

ちなみに
エンジン下部にジャッキをかませてリア浮かせた時
(0G=サタイヤが浮いてスが完全に伸びきった状態)
10mmの目盛りを指すように調整してます。

下の写真の状態(サイドスタンドを立てた状態)では、5mmストロークしていて、
黒い印が34mmの位置までマークされていることから、34-10=24で
写真を撮るまでに最大で24mmぐらいストロークしたということを表してます。

20100615_03.jpg

リアサスのロッドが露出していないバイクの場合、
SAG測定時にフロントのようにわっかを巻くことが出来無いため、
シートレールアクスル間の距離を測るのが一般的です。

が、SAG測定には、ライダーがバイク上で乗車姿勢をとり
両足も一瞬でもいいのでステップ上に載せる必要がありますが、
その状態でシートレールとホイールの距離を調べるなんて無理ですね。

したがって、本だのネットだので、手順を調べると

「友達を呼んできましょう」

なんて書いてあるけど、そうそう都合良く、
自分がセッティングしたい時に人手を集められるわけもありません。
シロートだけに一度じゃ決まらないでしょうし。

ですが、この方法であれば、一人でも測定が出来ます。
うーん、素晴らしい!
名づけて「SAG出し一人で出来るもんっ」の術。

—->8—

なお、私のGSX-R750  (K8/K9/L0)の標準セッティング時の備忘録。
体重60kgぐらい、革パン着用。
FストロークとRホイールトラベルはSMに記載してあった値。

◆フロント

– ストローク幅:120mm
–  空車サグ(1G’):25mm
–  乗車サグ(1G):35mm (もうちょっと少ないかも)

◆リア

– ホイールトラベル:130mm
– 空車サグ(1G’):8mm
– 乗車サグ(1G):25mm

という結果でした。

本やらネットで調べたところ、車種にもよりますが、
一般的にリアの乗車サグ(1G)はホイールトラベルの25%が目安らしいので
は30mm程度確保されていればOK。
対してフロントはストローク幅の30%が目安らしいので
40mm程度確保されていればOKと言うことになります。

よって、STDだと前後ともリバウンドストロークが全然足りませんが、
乗った感触としてはぜーんぜんダメってほどでもない(と思う)。
筑波や高速道路のように、ある程度の速度で荷重が十分に掛けられる状況であれば
残ストは大きくいものの、わりと違和感無く、好みに近い気がする。
(ちなみに70kg~80kgぐらいの人を基準にしているという噂)

ただ、舗装林道のように狭い峠や、路面が濡れていたり荒れていたり、
ツーリングで知らない峠道を恐る恐る走ったりするような状況だと
やはり思うようにサスを沈める事が出来ず、接地感も薄いので
正直言ってさっぱり楽しめない事もあります。
遅いクルマの後ろをトロトロ走る場合も乗りにくいですし。

要するに、全体のバランスは好みに合ってるけど、固いってことか。
とりあえず、特定の道に特化したセッティングではなく、
STDの持つバランスを保ったまま、自分の体重に合わせたい・・・。

実は先日、数値を測らずにフィーリングのみで
フロントのプリ1回転抜き、リアのプリ1~1.5回転抜きぐらいで
峠を走ってみてわりといい感触だったので、
今回はこの検証の意味もあって測定したのです。

なお、リアは無段階調整なので、弄る前にねじ山の部分の長さを0.1mm単位で測り
元の位置を記録しておくとかリングナットにペイントして
どこで1周したのがわかるようにするとかやっておくといいです。

あと、本当は測定前に何度かストロークさせたほうがいいし
足浮かせて暫く静止すべきなので、あくまで目安
数回測って平均したほうがいいかもね。あしからず。
私はフェンスに掴まって両足をステップに載せて静止しました。

F-1回転、R-1.5回転の設定だと

◆フロント

–  空車サグ(1G’):25mm (変わらん)
–  乗車サグ(1G):35mm (変わらん)

◆リア

– 空車サグ(1G’):10mm
– 乗車サグ(1G):30mm

前が沈んでないので、F-2回転、R-1.5回転にしてみると

◆フロント

–  空車サグ(1G’):30mm
–  乗車サグ(1G):40mm

◆リア

– 空車サグ(1G’):10mm
– 乗車サグ(1G):30mm

という感じで前後とも、とりあえず良さそう。

フロント・リアともにかなり動きが分かるようになりました。
とりあえず公道で考えられるであろうフルブレーキングでも底付きもなさそう。

ただ、ハンドリングは重くなく、不自然でもないのですが、
後ろが腰砕け気味、前も早く沈み過ぎるのでセルフステアが強すぎる感じがします。
ここらへんを目安に、今度は減衰を変えてみるなどして様子を見ようと思います。

【2012/1/14追記】

なお、数値はあくまでひとつの目安、本で読んだりしただけで、私も素人です。
実際は乗り方とかコースとかタイヤによって最適な値は全然違うと思います。
家を出てから帰るまでにコンディションは変化し続けますし。
サグ出しなんてのは、一つの目安に過ぎないってことでご理解ください。
サグ値以外にもスイングアームが水平になるかとかの目安もあるし。

実際、現在、試行錯誤しノートを取り続けノウハウは溜め込んだ結果
公道ではノーマルをベースにちょいソフト目に補正するぐらいです。
ドコソコの峠用とかロングツーリング用とかミニサ用とか用途や場所のほか
天候や服装や荷物の量によって、ノーマルをベースに調整はしますけど。

タイヤ空気圧も最近のタイヤは一昔前と違って標準の2.5/2.9kgf/cm2が自然だし
ノーマルってやっぱり、テストライダーが走りこんで煮詰めただけあって
汎用性があるんですよね。

で、ツーリングでも自宅を出発する前に必ずマイ・ゲージでチェック(ここ重要)ですよ。
特にガソリンスタンドのゲージは全くあてになりませんので。
って、サグの話じゃなくなってる・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました