サビシサを。
ちょいと前の話ですが。
小野不由美センセイの「屍鬼」を読みました。
ジャンプSQで、藤崎竜先生が漫画化しているアレですね。
小野不由美は、究極のキャラ萌え作家だと思う。
十二国記、魔性の子、東京異聞、黒祠の島・・・。
この作品もそうなのだけど、過去に読んだどれをとっても
人物達を愛おしく感じずにはいられないのだ。
気に入った人物、嫌な人物、色々いたけど
やっぱりキーマンとなる静信と沙子の二人がとてもラブリーだった。
あと、辰巳も良かったかな、脇役ですが・・・。
神に見捨てられた沙子。
カインに自分を重ねた静信。
寂しさを繋ぎ合わせて生きているような二人に
ものすごく惹かれ、共感するような気持ちになったのです。
少し前の日記に書いたと思うけど
「誰にとっても自分だけが主観における唯一の一人称」
云々のメンヘルな話は静信の言葉。
読みながら色々考えた。
そっか。
サビシサを。
自分は寂しさを共有できる人を探してるのかもしれないなあとか。
なにはおもあれ。面白い作品だったです。
お話としては、スティーブン・キングの「呪われた街」の
オマージュというだけあって、よくある話っちゃそうですが、
ポイントはそこではないと思うのですよ。
追放者達に、幸あれ。

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