ダンサー・イン・ザ・ダーク

お正月の事だけど、ビョーク主演の映画
ダンサー・イン・ザ・ダークを観たので、そのお話。

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すごくいい映画だったと思うけど、
年明け早々に観るにはかなりヘビーだったなあ。
あと、正直、難しくて気持ちが追いつかなかったです・・・。

ウツの人は観ると危険。
あと観るなら一人でじっくりと観るべきかも。
いろんな意味で。

以下、ちょっとネタバレ含みます。


以前はあまりビョークの音楽は好きではなかったのだけど、
そのままセルマとビョークが一つになって
音楽の神が降りてきたような絶対的な音楽美には、
ああ、綺麗だなあと、ココロから思いました。

ココロの扉はきっと入口兼、出口になっていて
人に何かを伝えたかったら、自分の出口ばっかり広げないで
入口もがばっと開ける必要があるのだと思うのだけど
まさに、演じるというか、乗り移る・・・。

が、同時に、それが故に人のココロの本当に美しいものと醜いものが
オブラートも何もなしの、ゲート100%解放な感覚で流れ込んでくるので
ストレートに受け止めようとするとホントにきつかったです。

そして、やっぱり胸に気持ちがつかえてしょうがない。

現実があまりに受け入れがたく辛いものであるほど
セルマが歌って踊る空想の音楽世界が綺麗で透き通っていて
その対比が、理不尽な気持ちが強くなる。

あまりに愚直で純粋に、我が子を思い貫いたセルマの気持ちは
キリストが愛を説いて、人の罪を背負って十字架にかけられた事に
通じる尊さがあると思います。

私は人の事を想うとき、やっぱり自分の事を考えてしまう。
何かをすれば見返りを期待してしてしまったり、
人の幸せを願う事が、自分の幸せに結びつかないなら
ココロからその人の幸せを願う事は出来ないし、
幸せを喜ぶ事はたぶん出来ないです。

だからどんな聖人で、自己犠牲の精神の持ち主だって
きっとそれは自己満足なんだと思ってました。

でも最期の瞬間に息子の目が治った事を知った時の彼女の顔を見て、
ああ、彼女の魂は救われたのだな・・・
という気がしたので本当に人を想う気持ちなんていうのも
存在するのかもしれないなと思いました。

思いつつも、でも、ワガママな私には、
やっぱり素直には受け入れられなかったです。

とは言え、本当に素晴らしい作品だったので、
もうちょっと自分が強くなったと思えた時に、
ぜひもう一度観てみたいと思います。

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